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2023年1月9日月曜日

教材作成時間とライフワークとの兼ね合い

 最近、教材作成のたために残業するのは、なるべくしないようにしています。体力的なことと、家庭のことにも時間を割く必要がでてきたためです。

またそれ以上にブルシットジョブ的な仕事(校務でどんどん増加の一方)に追われることが多く、それを消化しなければなりません。

立体教材を作るのには時間がかかりますし、それを必要とする実態の子も多いのですが、いままで作ってきた教材を改良したり、流用したりしていて、デジタル化で補えるところは補っています。

教材を作る時間も大事ですが、休息をしっかりとったほうが仕事がはかどるような気がします。

迂闊に教材づくりにのめりこめない昨今となりましたが、今の若い方たちは、その辺のバランスがうまいような気がします。

2021年3月28日日曜日

大量の教材どうすんのか?

 


教材づくりが大好きな私。

作った教材が大量になってきました。

教材作ってなんぼの特別支援学校教員だと思います。

最近、教材の保管庫になっていた教室の教材を「全部撤去せよ」とのお達しがあり、かなり捨てましたが、まだ段ボール箱20箱以上、残ってます。

2次元の教材(紙、デジタル)が通用しない子への教材は3次元(立体教材)となるため、どうしてもかさばります。

新年度を控え、この20箱を新しい教室に入れ替えねばなりません。


ツワモノの特別支援教員はお金を出して貸倉庫に教材を保管しているということも聞いていますが・・・


教員の世界も時短、生産性をあげよ、校内をきれいにせよ!など、どんどん世知辛くなってると感じます。


若い人には当たり前のことなんでしょうが、昭和どっぷりのおっさんには辛い日々が続きます。



2018年3月18日日曜日

できなさの意味「感覚と運動の高次化からみた子ども理解」より











できなさの意味

  ①「できないから、わからない」
    単純すぎる見方
    本当に分かってないのか?

  ②「わかるけど、応じられないからできない」
    教員(支援者)の関わり方、慣れているか、慣れてないかによって応じられるかもしれない

  ③「わかるけど、表出できないからできない」
    教員(支援者)の関わり方、支援が表出できるツールを用意すれば、できるかもしれない

  ④「わからないが、見かけ上できてしまう」
    見せかけの表出に惑わされないこと
    やれてるけど、本当に分かっているのか?
 視線入力で反応してるけど、赤外線が目に反応してるだけで、本人は見ている意識がないとか・・・
 スイッチ押して、オモチャ動いているけど、本人は因果関係わかってないとか・・・

障害の重い子への指導では、こういう観点ってとても大事ですね。

2010年3月3日水曜日

ノートパソコンのPowerPoint教材をを至近距離で


2/2節分の鬼退治パワポの授業(1回で終了)の写真を見直していたら、信州カンファやら骨折やらで忘れていたことを思い出しました。

鬼退治パワポではスイッチを押して、ピッチングマシーンと鬼が爆発して消滅する画像をスクリーンで連動させました。

しかし、体調がいまひとつで、布団から出られず、スクリーンの見える位置まで行けない生徒がいました。

そこでその生徒のためにノートパソコンとプロジェクターの接続を外して、生徒の目の前にノートの画面をもって行きました。

音はミニギターアンプPUGで増幅。

スイッチは犬のパクパク人形を鬼に改造したものの頭にジェリービーンスイッチを装着。

臨場感があったようで生徒は画面に釘付けでした。

私が授業で使っているのはLET'S NOTEのCF-W5というやつで、3年前ぐらいのモデル。

とにかく軽くて高性能。

充電池もよく持つので、コードをささなくても3時間以上は十分OK。

持ち運びも便利です。

体調面で座位がとれにくく、横になっている場合が多い生徒にはこうやってノートパソコンを使うことも大事だと思います。

訪問の授業にも便利。

2010年2月7日日曜日

特別支援教育におけるブログの効用

情報収集という点でブログは優れています。

全国の実践(ブログ)がgoogleリーダーに登録しておくと勝手に情報が飛び込んできます。

ブログは写真等あり、文章が短く、視覚的にわかりやすいです。

分かりやすく、優れた実践は真似したくなります。

(あるイベントで「教育でパクリは許される」と話されていた言葉が印象的でした。しかしただ模倣しただけでは子どもの実態に合わなかったり、自分の技量がともなわなかったりするので、そこで教員が工夫、改善、カスタマイズすることで、さらに面白いものができてくることもあると思います。)


またブログは本音で語っているのでおもしろいです。

コメントで聞きたいことがすぐ聞けるのもありがたいです。


自分がブログをやってよかったことは

思考が整理されます。

そうすると次になにをやるべきかがみえてきます。

またブログを見てくれる方がいると励みになります。

自分の実践(たいしたことないですが)が全国、またbloggerなので海外にも発信できます。


昨年まで

教材つくりはきらいで

発想が浮かばないので授業考えるの嫌でした。

また仕事の目標が不明確でしたが、この点が改善されつつあります。

年なのにやりたいことがいっぱい増えつつあります。

でも年なので無理はしないようにしなければ、身体をこわしてしまいますので気をつけます。

2010年1月19日火曜日

重度のお子さんとICT(情報通信技術) その3


フロッピーディスクケースのスイッチはケースの中にマイクロプッシュスイッチが入っただけの単純な構造ですが、中が透明で中身が見え、また軽い力でスイッチが押せます。

手でスイッチを押せないお子さんが多い我がグループでは頬でフロッピーディスクケースのスイッチ押させてみました。

するとそれを繰り返すうちに3人のお子さんが自分からその方法でスイッチを押せるようになりました。

頬で押すにはこのスイッチが丁度よかったようです。

我がグループのお子さんたちは今までスイッチ操作を経験したことがほとんどなかったようですが、この方法で自分の意思でパソコン操作やミキサーを回したりすることができ、自分で動かす楽しさを感じてくれたようです。

研究協議会ではこの発達段階のお子さんがスイッチと結果の因果関係を理解するのは難しいのではないかという意見が出ました。

確かに因果関係はわからないかもしれませんが、スイッチを押すことによって何か変化が起こるというのはこの3人は分かっています。

それは何回も繰り返していくなかで分かっていくことだと思います。

われわれ健常者だって考えればスイッチに囲まれて生きています。

パソコンのキーボード、リモコンスイッチ、コンロ、ストーブ、レンジ、電灯、など数えればきりがありません。

それをいちいち何で動くのかとか考えることなく、経験で繰り返し、当たり前の感覚になっていますよね。

因果関係が分からなくてもそうやって我がグループのお子さんに自発的な行動が出たというのは素晴らしいいことだと思いました。

当然我がグループでは一対一で大人がつき、(言葉が出ないので)感情や要求を大人が読み取りながらコミュニケーションをとっていきます。

しかし大人側からの働きかけをただ受けるだけではなく、自分からも自発的な行動が出るというのは大きな発見でした。

それができたお子さんも達成感や喜びがあったと思います。

2010年1月13日水曜日

自分のセガレに視覚支援

4歳になるセガレがここ最近登園拒否気味。

毎朝 「ようちえん いかない」と大暴れで大変です。

時間や日にちの概念がまだ曖昧で、見通しが持てないことも原因かと。

昨日より視覚支援をためしてみました。

素材はDROPLET PROJECTbo-yaさんのホームページから使わせていただきました。

両方ともすぐれものです。

bo-yaさんのブログはずっと見ているのですが、ホームページのほうがさらにすごいことに最近気づきました。

ダウンロードできる教材の宝庫になっております。

特に時計の1分刻み360個の画像ファイルには驚愕しました。

昨日はこのPCS(Picture Communication Symbolを見て「ふーーん」とため息をつき、納得してくれたようで、大きな混乱もなく幼稚園のバス(いるかごう)に乗ってくれたようです。

これって幼児教育にも充分、力を発揮するのではないでしょうか?




Posted by Picasa

2010年1月12日火曜日

重度のお子さんとICT(情報通信技術) その2

2学期に入り、本当はいけないんですが、作ったスイッチやおもちゃをお子さんたちに使わせてみたいのが人情というもの。

棒スイッチで動くわんちゃん、扇風機、ピッチングマシーンなどに喜ぶお子さんを見るとうれしい。

また先生方から「起用ね」とか「すごい」とかいわれると、つい有頂天になり、マジカル・トイ本片手にいろいろサルマネで製作に拍車がかかりました。

今から思うとはじめにスイッチありきみたいなお子さんとの関わりになってしまっていました。

重度のわがグループでは「お話」の授業で、絵本をプロジェクターに大画面で写し、見る活動にも重点をおきましょうということになりました。

改造ゲームコントローラーはJOY TO KEYを作動させれば離れたところからカーソルを動かすこともできるので、教員がスライドショーを切り替えるのに使っていました。

たまたま休みが多くお子さんが二人しかいないときに、スライドショーを見せるだけでは時間があまりまくってしまいました。

そこで試しにスイッチで画面を切り替えるのをお子さんにもやらせてみました。

ここで威力を発揮したのがフロッピーケース スイッチでした。

このフロッピーケース スイッチ、作ってはみたものの、うすっぺらくて、当初一番使えないスイッチだと思っていました。

ところが手を自発的に動かせないお子さんの頬に近づけると自分で首を動かして、頬でスイッチを押す(または押そうと)することができました。

その後、我がグループではこのフロピ ケース スイッチが一番威力を発揮していくことになります。

2010年1月11日月曜日

重度のお子さんとICT(情報通信技術) その1

昨年4月より重度のお子さんのグループに関わるようになりました。

健康面では吸引、経管栄養、導尿等の医療的ケア(医ケア)が必要なお子さんが多いグループであり、医ケアがなくても、痰がからみやすかったり、摂食、水分補給がうまくいかなかったり、とまず第一に体調管理ありきであります。

もちろん日々の学習、お子さんたちの知的、体力的 な成長も大事ですが、それ以上にいかに無事故で家庭に帰すかがもっと大事な課題です。

またほとんどのお子さんが手足の可動域が小さく、自分の意思では動かせません。

認知的には教員との一対一のやりとりのなかで、表情や声、笑い等で感情(快・不快)を表したり、~したいという要求を出すというのが課題のお子さんたちです。

そこで授業は 

遊具等での揺さぶり系、

手遊び・歌遊び系、

素材あそび系、

調理系、

外でのお散歩系

等が中心になります。

もちろんこれらの活動は土台であって大事な活動です。

よってこのグループでICTの必要性はほとんど感じずに1学期が過ぎていきました。

というか自分の担当のお子さんをいかに無事家に帰すかが先決で、医療的な知識を身につけるのに精一杯な状態でした。

その一方、一番認知的に高いグループで「技術科」の授業を週1回だけもつことになっていたため、特別支援教育に携わるようになって初めて、電動糸鋸やかなづち、などを使った指導を行うようになりました。

技術科の指導でパソコンの指導もあるため、それに向けて夏期休業中はスイッチ類を大量に製作したり、スイッチとPCのつなぎ方、などを学んだりしました。

そして2学期が明けました。・・・その2へ続く
(夏に作ったスイッチ類をmindmap化してみました。)

2009年11月5日木曜日

研究協議会

来週、いままでの「アリガトウ サヨウナラ」の授業協議会の発表をやることに。

といっても授業で録画したものをもとに協議会を行うだけであります。

すでに授業の録画は完了しました。

昨日、同僚の教員から指摘があり、「スイッチにだけ気がとられ、画面が見られなかったり、スイッチのカチッという音だけに気をとられて、それだけを楽しんでいたりすることがある。また話だけを見せるのか、スイッチ操作を楽しませるのかが前回の授業では曖昧だったので、そこを突っ込まれると痛いね」とのこと。

我がグループのお子さん達は同時に二つのことをするというのが難しかったり、体調管理がまず、第一にありきで、授業への集中力もそれに左右されてしまいます。

また視覚的な関心に偏りがあり、大画面でもほとんど目を向けられないお子さんもいたりします。

最近スイッチ操作ができるおもちゃやパソコン操作ができる教材が面白く、いろいろ試していましたが、もう一度、子どもからの目線に立ち、授業を深めねばなと思い直しました。

最初にスイッチありきではなく、そのお子さんにとって必要なときに使用するということにならないと本末転倒になってしまいます。

この協議会が自分の思考を深められるよい機会になればなと思います。

しかし研究授業用の指導案書いたりするの本当に苦手です・・・