2015年3月11日水曜日

国語・算数(みるきく)の授業で,視線入力装置 my tobii P10を使用



国語・算数(みるきく)の授業で最初の導入に見る練習をしています。 以前はアンパンマンの光るミニファンを使用。 

最近は視覚うちわを使っていました。


 そして今日はmy tobii P10を使用してみました。 


実は4月にもmy tobiiを使ってみたのですが、小1で入学したての頃であり、教室環境にも慣れず、モノを注視するという経験も少なかったせいか、みんな見向きもしませんでした。


 1学年も終わりに近づき、今までの学校生活で授業や普段の遊びを通していろいろな教材を見たり、経験を積む中で見ることが確実になってきたかなと思い、使ってみました。 

最初は目線を赤外線がとらえているかどうかのチェック。

 一つの目だと一つの丸。二つの目でとらえると二つ丸が出ます。

 これで見ているのかどうかが一目瞭然で分かります。

みんなしっかり二つの目でとらえていることが分かりました。

チェックのあとはいつもの「さんびきのやぎのがらがらどん」の授業をしました。



 最後に時間が少しあまったので、動物の鳴き声がでるアプリケーションをやってみました。


 こちらは一定時間見続けて赤い小さな丸が一周しないと反応しません。


しかし、みんなしっかり見続けて動物の声を出すことができました。


 以前はtobiiを手で持って、教員に抱っこされた子どもの目線に近づけようと試したことがあるのですが、P10はかなり重くなかなか辛いものがありました。

本日は子どもたちが座位保持椅子に座り、またtobiiは専用のスタンドでしっかり固定していたため、介助者は子どもの顔を見える方向に指示してあげるだけでOKでした。

保護者の方や教員から、「この子はモノを見る力があるのかどうかはっきり分からない」という声がよくあるのですが、そういう場合にいろいろなゲームが入っているmy tobiiはとても有効な機器だと思います。

 しかし本当はC15の方がもっと重度重複障害児用の面白いアプリがあるのでいいんですが・・・


P10にはそのソフトが入れられないそうです。



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