2014年6月29日日曜日

iPadのアシスティブタッチを棒スイッチで操作するときに押しただけで作動する方法(接続機器を使わずに)

 



先日のブログでアシスティブタッチを棒スイッチ操作で押しただけだと作動しなかったので、仙台高専のラッチ&タイマーの機能を使うと解決したと紹介しましたが、これだとこの機器を持ってない方は困ります。

燦パパさんが接続機器を使わなくても済む方法を教えてくださいました。

上の図が通常の接続状態。

これを下の図のようにCOMとNCに接続すると棒スイッチを押しただけでアシスティブタッチが作動します。

棒スイッチはコードの銅線を半田づけせず、ネジで止めるだけのことが多いので、接続を変えやすいですね。

ただし、COMとNCの接続のままで他の電動オモチャを操作すると、押すと作動せず、離したときに作動するようになりますので、ご注意を。

燦パパさん、貴重な情報ありがとうございました。

オムロンZ-15GNJ55-B

いわずとしれた棒スイッチの部品。

スイッチとしては一番高価なので、スイッチ講座用に購入するのになぜか勇気がいります。

(多からず少なからず購入しなきゃいけないので・・・)

2014年6月28日土曜日

今年度1回目のスイッチ製作講座開催

 昨日今年度1回目のスイッチ講座を開催。

初めて参加する方のために半田ごての使い方の説明をして臨んだので、失敗せず、スムーズに作られる方が多かったような気がします。

16名の参加でした。

製作講座の利点は作ったほうがその仕組みをよく理解できるということです。

市販品の支援機器を使うのも、もちろんよいのですが、仕組みを分かっていると、いろいろな応用が利きます。

また定期的にやっていこうと思います。





2014年6月22日日曜日

iPadタッチャーでアシスティブタッチのスイッチ操作をしたときにスイッチ押しっぱなしだとiPadが反応しなかったので・・・

学習指導アドバイザーのアセスメントのときに使ったiPadタッチャーですが、アシスティブタッチを使ったときに、児童がスイッチを押すことはできても離せないと作動しないことが分かりました。

これは指で画面を触っても同じことで、iPadがノーマルの状態だと指で押しっぱなしでもなんらかの反応が起こりますが、アシスティブタッチモードにすると、指で押しただけでは反応せず、指を離さないと何にも動きません。

アセスメントのときは子どもがスイッチを押しただけでは何も反応が起こらなかったので、スイッチを離すのは私がアシストしました。

せっかく子どもがスイッチを押せたのに、なんら反応しなければ、失敗経験を積ませることになります。

障害が重いお子さんほど、この失敗経験はできるだけ避けねばなりません。(次の学習につながりません。)

これよく考えたら、パワポのスライド切り替えを改造マウスのスイッチ操作でやるときと同じパターンだと思いだしました。

手っ取り早いのは仙台高専のラッチ&タイマーのパルス入力モードを使えば難なく解決しました。

スイッチ押しただけで離さなくても作動します。

もしかしてiPadの設定でこれを解決する方法があるのなら、どなたか教えていただけないでしょうか・・・


2014年6月21日土曜日

「iPadタッチャーのスイッチ操作」と「アシスティブタッチ」でお絵かきアプリを操作

先日の学習指導アドバイザーに見てもらった個別学習で「iPadタッチャーのスイッチ操作」と「アシスティブタッチ」でお絵かきアプリの操作を試してみました。

お絵かきアプリはキラキラお絵かき

アシスティブタッチで線の軌跡を登録しておき、iPadタッチャーをつないでスイッチを押すとかなり面白いスイッチ教材になります。

またこのときにiPad用のユニバーサルアームを使いましたが、おおきなネジ一つですべての固定ができるので、素早く子どもの姿勢に合った目の位置に固定することができます。5万以上しますが、やはり値段だけの価値はあるなと思います。




2014年6月19日木曜日

学習指導アドバイザーのアセスメントで使う教材

ユニバーサルアーム付きiPad

LEDライト

サウンドガン(スイッチジャック付き)

スイッチトイの犬

自転車ベルの教材

ラッチ&タイマー

iPadタッチャー

児童との一対一の個別指導を教員が行い、学習指導アドバイザーがそれを見ていろいろなアドバイスをしてくれます。

2014年6月18日水曜日

ダイソー自転車ベルで子どもが鳴らせるベルを作成

ダイソーの自転車ベル、握力グリップ、アルミ針金、サンテック丸棒を使って、子どもでも鳴らせるベルを作りました。

この自転車ベルを回して鳴るタイプなので、はじくタイプより、音がやさしく、連続して鳴るので子どもたちが音だけで喜びます。

それに丸棒をとりつけて手の可動域が小さい子でも鳴らしやすいようにしてみました。

授業や朝の会の始め、終わりの合図の音に使おうと思います。

電動ウオーターガンの改造


 電動ウオーターガンにミニジャックを取り付けました。

半田づけはうまくいったのですが、中の部品が外れてしまい、入れなおすのにとまどい、結構時間がかかってしまいました。


スイッチ操作するとかなり面白いです。

ラッチ&タイマーをかませると良い感じでした。

2014年6月17日火曜日

スイッチは因果関係が分かってないと使ってはダメか



スイッチの因果関係とよく言われますが、分かってないと使ってはダメということはありません。

また随意で(手、顎、その他の部位を使って)スイッチを押せないから使う意味がないということもありません。

自分で押せなければ、教員と一緒に押す経験を繰り返すことも大事かと思います。

当然、そのときに教員と一緒に押して教材が動いたらたくさんほめてフィードバックすることが大事です。

またスイッチに対してその子が自分の力で押せなかったとしても、表情が変わったり、身体が動いたりとその子が何らかのアクションを起こそうとしたと支援者(教員)が感じたら一緒にスイッチを押す。そしたらたくさんほめる。

そういったことを繰り返す中でその子が何かしらのアクションを起こすと変化が起こるという感覚が分かってくるのではないかと思います。

その子が自分で押す力があるのに教員が(待つことをせず)手をとって押させるのは論外ですが・・・

視線入力装置my tobiiを使う時に選好注視というのがあるそうです。最初は特にこれを見たいと注視せず、たまたま見たものが何らかの変化が起こるというのを繰り返すうちに自分で見たいもの選べるようになることがあるそうです。

スイッチ教材やタブレット端末なども子どもの好きなように触らせていくなかで、偶然手が当たって何かしらの変化が起こることを繰り返すうちに分かってくるということがあります。

そういうことからも因果関係が分からなくても、どんどんそういったものに触れることは大事なことだと思います。


2014年6月15日日曜日

2014年6月14日土曜日

PPT教材を使う上での環境設定

PPTを使ううえでまずは不要な物が視界に入らないような黒い布を使いました。

あまり見慣れない方は真っ黒なので暗い雰囲気に感じてしまうでしょうが、見えにくさを伴う重度重複障害の子どもにはコントラストがはっきりし、対象物に目を向けやすくなります。

ガムテープとすずらんテープが若干見苦しいので時間のある時に直そうかなと思います。

2014年6月8日日曜日

おおきなかぶパワポ教材作成



授業の国語算数(みる・きく)でおおきなかぶをやっています。

今までは絵本をパワポにはりつけスライドショーで見せていましたが、子どもたちの実体を考えると視認しにくいので、オリジナルで教材を作ってみました。

登場人物、かぶのシンボルはすべてflashで作製。

おじいさん、おばあさん、むすめに関しては手、足、身体、顔が別々にアニメーションで動くようにしてみました。

(ここではパワポのアニメーション機能を使っていますが、時間がとれるときにflashのアニメーションにも取り組んでみたいです。)

視覚機能が弱い子にとっては対象物のコントラストがはっりし、動きがあるほうが視認しやすいと考えられています。

また教材だけでなく、教室の環境設定もかなり重要で、子どものそばについている教員が慣れた人かどうか、また心理的に安定した状態か、姿勢保持はどうか、呼吸状態は安定しているか?

等、重度重複の障害を持つ肢体不自由の子どもへの授業はかなりいろいろな要素を考えていかないといけません。


2014年6月1日日曜日