2013年10月5日土曜日

キャリア教育の充実と障害者雇用のこれから

キャリア教育の充実と障害者雇用のこれから 

この本実際にかなり使える本です。(企業就労に関して)

企業への実習をお願いするときのアポどりのための会話事例集、あいさつ回りのときの話し方、服装、など参考になります。

特に肢体不自由校では企業就労者が少なく、実習できる企業も少ないので、知的の高等部に比べ、そういったノウハウが蓄積されてない感じです。

また進路の教員も少ないので、大体学校で一人が外回りしいることが多く、9割ぐらいの生徒が福祉施設に進むため、そちらの実習の対応で手いっぱいのところがあり、なかなか企業開拓へまで手が回らないのが現状です。

肢体の場合は生徒を企業に合わせるのでなく、生徒にマッチングした企業を探すのがポイントみたいです。

自分の最近の実感としてはやみくもに企業にTELでアポとるより、メールでアポとったほうが事が進みやすいです。

ある大企業はメールのやりとりだけで、生徒の企業見学までできちゃったこともあります。
この本では結構知ってる教員が執筆しています。ある先生は「最近進路担当を希望する教員がいない」と書いています。学校の外で奮闘するのは本当に大変です。進撃の巨人でいうと調査兵団みたいなもんです。

また企業の方も執筆しており、「仕事で必要な技術は全部入ってから教えるから学校で余計なことは教えるな」みたいなことも書かれています。

なかなか面白かったです。

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