2011年12月31日土曜日

12月19日第19回職業リハビリテーション研究発表会に参加してきた

だいぶ前の話ですが、12月19日に職業リハビリテーション研究発表会というのが幕張メッセであり、参加してきました。

キャリア教育版のATAACみたいなもんですかね。

一日目は大きな講義が多かったです。

午前は「発達障害者の就労の課題について」というのに参加。

発達障害も自立支援法で認められてきていますが、障害者枠で就職する場合は精神障がい者枠でないとダメだそうです。

当然のことながら、発達障害の方は外見上、障がいがわかりにくいので、周りに開示したほうが、うまくいきやすいとのこと。

午後は大手化粧品会社の特例子会社の事例発表を聞きました。

「花椿」という美しいネーミングの会社です。

手が器用でなくても簡単に作業できるような工具を開発したり、動いて製品を運ばなくても、ローラーを利用して、簡単に所定の場所に製品を送れるようにしたりしてました。

また数え間違いがないように、ちょうど5個ずつ製品が入るような箱を開発したり、環境も構造化され、混乱しにくい工夫が随所になされていました。

開発した工具で仕事の能率化が成し遂げられた場合は「花椿」だけでなく、会社全体として単位で表彰されるそうです。

今は黒字の収益も出しているそうです。(同じ内容の仕事をする健常者の会社が鎌倉にあるそうですが、そこの90%の仕事量をこなせているそうです。)

視覚支援もかなりなされていて、障がいのことについて、会社自体がとても勉強されているなと感じました。

学校の教員で「視覚支援しても、社会に出るとやってくれないから、無駄」なんていう人はもういないかもしれませんが、すぐれた特例子会社はちゃんとやっているんですね。

二日目はもっと面白そうな分科会があって行きたかったのですが、急遽、別の仕事が入ってしまい行けずに残念でした。

来年も参加したいです。

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